港区虎ノ門ヒルズ。
『ヒルズ』という名前に敷居の高さを感じるこちらの地域。
しかし、隠れた(?)無料穴場スポットもある場所だったりします。
今回ご紹介する「NHK放送博物館」もその一つ。
無料施設だし、小さくてちょっとした展示が並んでいる感じでしょ?
と、期待していなかったのですが、ごめんなさい!
平謝りレベルに充実していました!!
これだけ見ごたえのある無料スポットがあまり知られていないなんて…と衝撃です。
そこで今回ご紹介するのは、虎ノ門ヒルズにあるNHK放送博物館。
無料なのに見ごたえ充分で遊べる施設です。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
NHK放送博物館とは?
愛宕神社の敷地内にある『NHK放送博物館』
日本初のラジオ放送電波が発信された愛宕山をゆかりの地として1956年に開館。
虎ノ門ヒルズにあるもう一つの無料施設『みなと博物館』からも近い距離にあるので、以前から気にはなっていました。
NHK放送博物館
【開館時間】10:00~16:30(入館は16:00まで)
【休館日】毎週月曜日(※祝日を除く)
【料金】無料
住所:〒105-0002 東京都港区愛宕2-1-1
TEL:03-5400-6900
アクセス
★電車の場合★
【日比谷線】
・神谷町駅下車(3番出口) 徒歩8分
・虎ノ門ヒルズ駅下車(A1出口) 徒歩10分
【銀座線】
・虎ノ門駅下車(1番出口) 徒歩13分
【都営三田線】
・御成門駅下車(A5出口) 徒歩10分
※愛宕山トンネル東側に、博物館玄関前に昇るエレベーターあり。
★バスの場合★
・慈恵会医大前下車(東急バス・東京駅丸の内南口~等々力間)
・虎ノ門三丁目下車(都営バス・新橋駅北口~渋谷駅間)
・神谷町下車(都営バス・新橋駅~目黒駅前)
・愛宕一丁目下車(港区コミュニティバスちぃばす・田町駅東口~新橋駅)
・愛宕一丁目下車(港区コミュニティバスちぃばす・みなとパーク芝浦~新橋駅)
★駐車場★
台数に限りがあるため、NHK放送博物館に来館される場合のみ利用可。
【料金】無料
ベビーカーの貸出はある?
NHK放送博物館の入口にある受付でベビーカーの貸出をしています。
ただし、無料貸出用のベビーカーは1台しかないようです。
ただ、訪問した日曜日でもベビーカーに乗るくらいの子どもはほとんど来館していなかったので、借りられないということはあまりないと思われます。
授乳室はある?
NHK放送博物館の1階にあります。
1階の受付に声をかけて利用します。
コインロッカーはある?
NHK放送博物館の1階に、100円を入れて戻ってくるタイプのコインロッカーがあります。
ロッカーに入りきらない大きな荷物は1階受付で預かってもらうこともできるようです。
館内は4階まであるので、身軽に動けるのはありがたいですよね。
物販の販売はある?
NHKといえば『いないいないばぁっ!』のワンワンやどーもくんなど、可愛いキャラクターも有名ですよね。
しかし、残念ながらNHK放送博物館では物販の販売はありません。
意外に嬉しいウォーターサーバーも?!
冬場はそこまで活躍しないんですが、近年の夏は本当に暑いので手持ちの飲み物が空になった時には嬉しいサービスですよね!
自分の持ってきたボトルや水筒に自由に入れていいようです。
細かいところに手が届く嬉しいサービスですね。
NHK放送博物館は混雑してる?
私が来館したのは2024年1月の日曜日ですが、さほど混雑はしていませんでした。
2階テレビドラマコーナーはお昼過ぎに少し人が増えていましたが、それでも混雑というほどではありません。
混みそうな2階放送体験スタジオはむしろ人がまばらな感じ。
全体的に子ども連れは少なく、大人が多く来館している印象を受けました。
NHK放送博物館はどんなところ?
NHK放送博物館は1階~4階までの4フロアを使用して放送の歴史や番組アーカイブを楽しめる施設です。
メインの展示は2階と3階フロア。
4階も気になったのですが、図書・資料ライブラリーと番組公開ライブラリーで子ども向けではなさそうなので今回は行きませんでした。
番組公開ライブラリーは4階受付で当日に申し込むと、NHKが今まで放映した約1万本の番組から好きな番組を視聴できるみたいですよ。
また、2024年1月16日(火)~2024年3月17日(日)まで『正直不動産』の企画展も開催中だとか。
衣装や番組セットの展示があるようなので、『正直不動産』を見ている方は楽しめそうですよね!
それではさっそく2階・3階フロアの紹介を‼
順路としては3階→2階の順番になっていたので、まずは3階から紹介していきたいと思います。
3階 ヒストリーゾーン
NHK放送博物館3階は放送の歴史を振り返る展示が並んだゾーンです。
ラジオ放送開始時に使用していた貴重なラジオや番組内容が、ところ狭しと展示されています。
時代とともにあったラジオやテレビの歴史を紹介しているので、大人が見ると興味深いのですが子どもには退屈…。
と思いきや、ところどころ年表だけではなくて遊び要素を取り入れた展示になっているのが素晴らしいところ。
テレビの出始め当初、街中の人が集まって1台のテレビに釘付けになってプロレスを見ている雰囲気が味わえる展示。
お茶の間にテレビが導入されて、お茶の間の一員に自分も映り込める展示。
テレビが日常に取り入れられるようになった、ある一家を描いた立体アニメーションの放映。
テレビが浸透してきた歴史を大人も子どもも楽しめるように展示されているのが素晴らしい!
しかも、それが無料で見られるなんて…NHK放映料の恩恵を受けた気がします(笑)
特に長男は立体アニメーションの放映に釘付けでしたよ。
3階 企画展示室
3階企画展示室では、2024年1月28日まで『NHKキャラクター展人気者が大集合!』を開催していました。
個人的にはワンワン・うーたんの人形に会えたのが嬉しかったです。
画面上でどーもくんになって遊べるデジタルゲームもありました。
企画室自体の広さはそこまで広くはないのですが、見たことのあるキャラクターたちがぎっしり並んでいるのは楽しかったです。
現在3階企画展示室では企画をおこなっていません。
新しい企画にも期待したいですね。
2階 テーマ展示ゾーン
2階は子どもも楽しめるコーナーがたくさんありました。
特におすすめは『子ども番組がいっぱい』コーナー。
大人には懐かしのじゃじゃまる・ぴっころ・ぽろりが展示されています。
渋谷区のNHK放送センターでの展示がなくなってしまったので、キャラクターたちを見ることができる貴重な場所。
じゃじゃまる・ぴっころ・ぽろりはドンピシャ世代なので、思わず立ち止まってしまいました(笑)
さらにピタゴラスイッチの装置と装置解説。
子ども番組をアーカイブから選択して見ることもできます。
この子ども番組のアーカイブが懐かしくて…だいぶ短く編集されてはいるんですが、どれも見たくなっちゃいます。
子どもはもちろん興味深く見るんですが、大人にはいちいち突き刺さる!!
『さわやか三組』や『にこにこぷん』、『おはなしの国』…あぁ、観てたわ~って感じで(笑)
大人が、子ども番組コーナーからしばらく離れられずにいました(苦笑)
長男は一つ前の『ガラピコぷ~』が懐かしかったようです。
2階テーマ展示ゾーンにはその他にも遊べるコーナーがいっぱい。
上記の画像は、映像に合わせた効果音を作れるコーナーです。
波音を再現したり、馬がパカパカっと走る音に合わせて効果音を作っていきます。
体験できる効果音は3種類ですが、普段見ているテレビの効果音がこんな風に作られていると体験できるのは面白いですよね!
こちらは、画面の前に立つとNHKの大河ドラマや朝ドラの衣装に着替えることができるコーナー。
画面の上に、ドラマで使用されていた時の映像が映し出されるので「あぁ、この場面ね!」と思いながら楽しめます。
大河ドラマ関連の衣装が多いですが、あまちゃんなどアイドル衣装も混じっていたりして面白いですよ(笑)
さらに大河ドラマの城内セット模型で実際にカメラワークの操作を体験できたり、『梅ちゃん先生』のオープニングのバックに映し出されていたセットの展示もあります。
あらすじが凝縮されたNHKドラマアーカイブもあるので、大河ドラマや朝ドラファンは一度訪れてみるといいかもしれません。
MB階 放送体験スタジオ
NHK放送博物館でさらにすごいのは、無料なのに放送体験スタジオまであるところ。
ブルーのバックスクリーン前に立って、海の中の映像と合成映像が撮れるコーナー。
ニュースのアナウンサー体験と、天気予報コーナー。
天気予報コーナーは棒でパネルにタッチして天気図を加えることができます。
長男は雷の嵐を降らせていました(苦笑)
アナウンサー体験はニュース原稿を読むのですが、この原稿は随時新しいものと入れ替えているそうですよ。
意外と長男次男が熱中して遊んでいたのがこちらのコーナー。
赤・緑・青の三原色を使って様々な色を作っていきます。
赤緑青の三色を使うと白ができるのが不思議ですよね。
MB階 愛宕山8Kシアター
8Kスーパーハイビジョンを体験できるシアター。
海中のドキュメンタリー映像のようでしたが、子どもたちがあまり興味を示さなかったのですぐに出てしまいました。
同じMB階にあったのが『4KVRドームシアター』
球体のドームの中にはシアターが設置してあって、気になる番組を見ることができます。
一度に入れるのは一家族分くらいの人数。
まるで秘密基地に入るようでワクワクします。
番組は全部で10種類。
長男はなぜか、そこまで恐竜好きでもないのに『アルゼンチンの恐竜』をセレクト。
内容はアルゼンチンにある恐竜博物館のドキュメンタリー映像でした。
他にも、ハワイの星空や北極のオーロラなどの番組があるようです。
無料なのに、子どもにはお土産も?!
無料で充分に遊べる施設『NHK放送博物館』
満足して施設をあとにしようとしたところ、受付の方に呼び止められました。
「?」と思っていると、長男・次男に「これをどうぞ」と。
帰宅してから開けてみると、なんと可愛いシールが3枚も‼
恐らく子ども限定のお土産なんだと思いますが、特に『いないいないばぁっ!』は今でも見ることがあるほど大好きな番組。
これには子どもたちも大喜びでした。
NHK放送博物館では、公式HPで小学生向けの「NHKほうそうはくぶつかん たんけんシート」を配布しています。
あとから気付いたので今回は使用しなかったのですが、子ども連れで来館する時にはそちらをコピーして行くのも面白いかもしれません。
残念ながら博物館では配布していないそうなので、事前に印刷ですね。
まとめ
虎ノ門ヒルズにある無料で遊べる施設『NHK放送博物館』について紹介してきました。
全4フロアに渡って放送の歴史を振り返ったり、体験して学べる『NHK放送博物館』
大人には懐かしく、子どもも楽しめる充実の無料施設です。
虎ノ門ヒルズにお立ち寄りの際には、ぜひ来館してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。