出産からはじまる赤ちゃんへの授乳。
はじめての育児は知らないことばかりで、何を買い揃えた方がいいのか分からないことだらけですよね。
私も子育て真っ最中ですが、先日ようやく下の子の卒乳を迎えました。
長かったような、あっという間に過ぎたような授乳期間。
幸いなことに母乳が出やすいタイプだったので、上の子と合わせて6年間授乳生活を送ってきました。
そこで今回は、実際の体験をもとに母乳育児におすすめのグッズ3選と必要ないかなぁ…と感じたグッズをご紹介していきたいと思います。
母乳育児を考えている方のご参考になれば幸いです。
母乳育児におすすめのグッズ3選!
赤ちゃんが生まれるとすぐにはじまる授乳。
母乳には赤ちゃんの免疫物質が含まれるとか、産後の母体回復を早めるなど聞くと、母乳で育てるべき?と考えたり。
その一方で、赤ちゃんにおっぱいを吸われると痛いと怖い話も聞いたり。
また、早期の仕事復帰を考えていたり、ご主人にも夜間授乳を手伝って欲しいと考えると完母というわけにはいかないですよね。
授乳が終わってみて思うのは、どちらでも大した違いはないんじゃないかな?ということ。
母乳には免疫物質が含まれていたような気もしますが(2人とも1歳までは風邪をひかなかったので)、それ以外はミルク代がかからない位しか実感はありません…他にも目に見えない何かがあればいいですが、どうでしょう(苦笑)
でも、赤ちゃんに母乳をあげる機会というのは出産でもしないとできないという点では貴重ですよね。
もし母乳育児を考えているなら、以下の3点を授乳前に準備しておくことをおすすめします!
母乳育児におすすめのグッズ3選
①授乳クッション
②ユニクロのブラトップ
③乳頭保護クリーム
①授乳クッション
母乳育児にかかる時間は、右5分・左5分で合計10分くらい。
特に母乳を飲み慣れていない新生児期は、赤ちゃんが飲んでいる途中で寝てしまうこともしばしば。
助産師さんに眠ったら足裏をくすぐって、起こして飲ませてね~と言われることも。
そんななか、赤ちゃんを抱きかかえて授乳するのは至難の技です。
通常の横抱きでも授乳クッションなしだと、腕と足と背中で赤ちゃんの位置をおっぱいに近付けるように調整しないといけません。
腕にかかる重さと足を固定する難しさ。
さらに背中を丸めてうまく調整する必要があります。
授乳の10分間は思っているより長く感じることも…。
また、おっぱいの形によっては赤ちゃんが横抱きではうまく飲めない場合もあります。
毎回、同じ抱き方で母乳を飲ませていると、別の場所に母乳の飲み残しが溜まってしまい乳腺炎を起こすことも。
そのため、横抱き以外のフットボール抱きなど別の飲ませ方を試すこともありますが、授乳クッションなしだと赤ちゃんを固定するのがとても難しい。
授乳クッションだと、赤ちゃんをクッションの上に寝かせて授乳できるので腕の負荷はもちろん、授乳姿勢も安定します。
背中も必要以上に丸める必要がなくなるので、腰痛や肩こりも多少は防げます(授乳クッションを使っても赤ちゃんが授乳できているか下を向いていることが多いので、腰痛や肩こりと無縁というわけにはいかないのですが、それでも授乳クッションなしよりは断然マシです!)
一人目は産院でいただいた羊の授乳クッションを使っていました。
産院の授乳室にもおいてあり、クッションの固さがちょうどよかったので重宝しました。
2人目は妊娠期に抱き枕が欲しかったので、ベルメゾンの抱き枕にもなる授乳クッションを購入。
しかし、私が横抱きで眠ることに慣れていなかったので使いこなせませんでした。
結局、授乳クッションとしても私には柔らかすぎる感じで活用しきれず、1人目で使っていたものを使用。
こちらは1人目で羊の授乳クッションの方が使い慣れてしまったことがあると思います。
商品自体は丸洗いもできて、中綿も追加ができるように付属されているので、口コミ評価はとても良い商品です。
横向きで眠ることや、初めて授乳クッションを使用される方には産前・産後に使用できる便利な授乳クッションだと思います。
もう1つ、授乳期には赤ちゃん本舗を利用することが多かったのですが、そこに置いてあったエールべべの授乳クッションも使いやすかったです。
クッションの固さがしっかりしているのと、中央部分が「密着スロープ」で赤ちゃんの身体が自然とママの方に向く設計なので授乳がしやすかったです。
羊の授乳クッションがなければ、エールべべを買っただろうなと思うほど使いやすかった…。
ちなみに使用したことはないのですが、こちらの商品には高さ調節ができる「ふっくらクッション」もついています。
赤ちゃんの頭の高さを調整できるようなので、新生児期からしばらくは重宝しそうですよね。
②ユニクロのブラトップ(キャミソールタイプ)
授乳に便利なユニクロのブラトップ。
一人目のときは授乳を始めてから知ったのですが、ユニクロのブラトップの授乳の仕方が分からず。
授乳ブラを使っていたので、1着買ってみたものの使用しないままでした。
二人目で再度挑戦。
ブラトップをめくりあげて下から授乳はしずらいし…でも、上の襟ぐりからおっぱいを出したらキャミソールが伸びちゃうよね?
恐るおそるおっぱいを出してみると、『か…簡単!!?』
しかも元に戻してもキャミソールも伸びてはおらず、胸の締め付けも全くなし。
授乳ブラだとカップがないものもあって、締め付けはないぶん、ホールド感も感じられない商品も。
また、ホールド感を求めてブラトップを探すとそれなりにお値段もかかったり。
さらに冬の授乳だと授乳ブラだけの場合はお腹周りが冷えて寒いのも事実。
それがユニクロのブラトップで全部解決してしまいました。
授乳で何度おっぱいを上から出しても、襟の部分がビローンと伸びることもないので本当に重宝しました!
コスパよく簡単に授乳ができて、お腹周りも冷えない…本当に便利で、一人目から使えば良かったと思っています。
ただ、なかには上からおっぱいを出しても引っ掛からず、カップが上に戻って上手くいかないという方も。
GUのブラトップのが授乳しやすいという方もいるので、まずは1枚試してみてから買い足すのがいいと思います。
ちなみに、ユニクロのブラトップにはキャミソールタイプとタンクトップタイプの2種類が。
個人的にはタンクトップよりもキャミソールの方が襟繰りを下ろしやすいのでおすすめです。
③乳頭保護クリーム
乳頭保護クリームは、出産後に授乳をしてから初めて知りました。
赤ちゃんのおっぱいを吸う力は思いのほか強く、ママの吸われ慣れていないおっぱいはヒリヒリ…どころか擦りきれて血がにじんできてしまうことも(涙)
そんな時に助産師さんに薦められたのが乳頭保護クリーム。
ラノリンという羊毛脂(羊毛の表面に付着しているろう状の物質を精製したもの)を使用したピュアレーンとランシノーを教えてもらいました。
このラノリンは赤ちゃんの口に入っても安心の成分ということ。
入院中なので主人にどちらかを購入してきて欲しい旨を伝えると、ピュアレーンを買ってきてくれました。
さっそく塗ってみると効果てきめん!!
なるべく授乳後に塗るようにしていたのですが、ほどなくヒリヒリも落ち着き、擦り傷も治ってしまいました。
たまに塗り忘れて授乳前に塗ることも。
そんなときは赤ちゃんの口に入っても安全というのはありがたかったです。
ちなみに、おっぱいの痛みがひどい時は、乳頭保護クリームを塗った上にラップを巻き付けるのがおすすめ!
乳頭保護クリームは産後入院で持っていく必需品として記載しておいていいと思うのですが…産後使わないで済む方もいるのでしょうか??
一人目は生後3ヶ月位までは使っていたと思います。
二人目はおっぱいが鍛えられているので使わないかなあ?と思っていたのですが、2~3回使用しました。
二人目に関しては、たぶん使わないで済む方もいると思います。
うちは長男に比べて、次男のおっぱいの吸い付きがかなり強かったのが原因かなぁ…と。
長男より次男の方が圧倒的に握力が強いんですが、この辺はおっぱいの吸い付きに関係あるんじゃないかなと密かに思っています(笑)
話が逸れました↓↓
母乳は吸われているうちに強くなるので、乳頭保護クリームはしばらくすると使わなくなると思います。
使用しなくなったものはハンドクリームとして使うのもいいとか。
私はハンドクリームにはしなかったのですが、あかぎれやささくれができた時に使用していました。
母乳育児で場合によってはあるといいグッズ
母乳育児と一言にいっても、おっぱいの出やすさや形、育児環境なども人によってさまざま。
こちらは私には必要でしたが、他のママには不要なものかも。
そんなグッズもあるのかぁ…と参考になれば幸いです。
母乳育児で場合によっては便利なグッズ
①ニップルシールド
②母乳パック
③哺乳瓶
①ニップルシールド
乳首が陥没していたり短かったりして赤ちゃんがおっぱいを吸いにくいときに使います。
また、おっぱいが吸われ慣れていなくて傷ついてしまったときにも有効。
私の場合は赤ちゃんが吸えないほどではなかったのですが、乳首が短めで吸いにくい状態だったため、助産師さんからニップルシールドを使ってみることをおすすめされました。
シリコン素材でできていて、哺乳瓶につける乳首くらいの長さのあるニップルシールドをおっぱいの上に被せて授乳します。
最初は違和感がありましたが、ちょうどおっぱいに傷ができていた時期でもあったので、ニップルシールドを使うと痛みも軽減されて助かりました。
使用後は哺乳瓶の消毒薬(ミルトンなど)につけておくか、レンジ消毒や煮沸消毒をします。
ニップルシールドは使用していくうちに乳首の形が吸いやすいおっぱいの形に変わってきます。
そのためニップルシールドを使いつつ、直母でも吸わせていくことで徐々に直母ができるようになるという利点も。
ただ、ニップルシールドは哺乳瓶の乳首から母乳を飲んでいるような感覚で、赤ちゃんにとっては直母よりも飲みやすいようです。
ニップルシールドを使いながらときどき直母に切り替えると、飲みにくいから嫌だ!と直母を拒否される乳頭混乱を起こすこともしばしば。
実際、長男のときは乳頭混乱を起こしてしまい、直母への切替えに手こずりました。
だいぶ直母で吸うことにも慣れてきた時期だったので、最終的には直母しか飲ませないという強行手段に(苦笑)
ちょうどニップルシールドが白くなってきて買い替えのタイミングに入ってもいたので、そこで卒業して直母に移行しました。
生後3ヶ月位の頃には完全直母で過ごせていたと思います。
そして長男に鍛えられたおっぱいは、次男のときには最初からニップルシールドなしで直母で吸えるほどに成長(笑)
おかげさまで次男は授乳に苦労しませんでした。
②母乳パッド
こちらも母乳育児をするまで存在を知らなかった母乳パッド。
ありがたいことに私は母乳が出やすいタイプだったのですが、1人目の時は母乳が出すぎて授乳ブラが母乳でびっしょりということも多々ありました。
授乳ブラに母乳のシミができて使えなくなってしまうことも…。
仕方なく授乳ブラの内側にティッシュを挟みこんでいたのですが、赤ちゃん本舗に来店した際に授乳パッドを発見‼
1人目のときは卒乳するまで使っていました。
産後入院中、助産師さんがよく話していたのが母乳は学習するということ。
ほんとにその通りで、2人目のときにはおっぱいがパンパンに張るということも少なかったです。
1人目は母乳を作るだけ作っていた感じが、2人目は母乳を飲まれた分だけ作っている感じ。
母乳が漏れないか心配で2人目のときも授乳パッドはしていたのですが、実際はほとんど溢れることもなく、母乳パッドは必要なかった気がします。
③母乳フリーザーパック&哺乳瓶
母乳育児で育てたいけど、誰かに預けることがある場合に便利な母乳パック&哺乳瓶。
私は実家が近かったこともあり、産後の1ヶ月検診など何回か長男や次男を預かってもらうことがありました。
その際に使用したのが母乳パックと哺乳瓶。
哺乳瓶は赤ちゃんイベントで戴いたものを使用。
母乳パックは40~200mlとメーカーによってサイズ展開が異なっていました。
私が初めに使用していたのは、赤ちゃんイベントで戴いたピジョンの40mlの母乳パック。
授乳初期は頑張って絞っても量が取れないので、40ml位でちょうどよかったです。
その後、80mlの母乳パックを購入。
赤ちゃんが飲む量も増えてくるので、念のため絞れるときに絞っておいて冷凍してストックしていました。
おっぱいの出は良かったのですが、反面、吸ってもらわないと乳腺炎になりそうな気配も…。
そのため乳腺炎予防に飲み残しを絞る+もし乳腺炎になってあげられない期間があったらストックがあったら助かるかな?と思ってストックしていたところもあります。
まぁ搾乳してしまったぶん、余分に母乳が作られてしまった気もするのですが(苦笑)
実際に母乳パックは200mlまで発売しているのですが、普通に母乳をあげた上でさらに200ml搾乳するのは大変です。
授乳をしながら搾乳ストックも作るなら、母乳パックは80ml位でちょうどいいかなと思います。
赤ちゃんの飲む量が増えても、80mlのストックがいくつかあれば2つ~3つ解凍すれば160ml~240mlと量を調整していけるので使いやすいです。
ちなみに母乳の保管期間は6ヶ月ですが、推奨保管期間は3ヶ月と言われています。
余ってしまったものはもったいないですが処分しましょう。
母乳育児に必要ない?グッズ
ここからは実際に購入したけれど、いらなかったかもなぁ…というグッズをご紹介。
ただ、ママによってはあった方が便利ということもあるので参考までに。
母乳育児に必要ない?グッズ
①授乳ケープ(授乳服)
②授乳ブラ
③搾乳器(手動タイプ)
①授乳ケープ(授乳服)
公園など外で授乳をする時に便利な授乳ケープや授乳服。
しかし、実際に授乳ケープや授乳服を着用しながら赤ちゃんにおっぱいをあげるのは慣れていないとなかなか難しい!
布の中にいる赤ちゃんの口元に、手探りでおっぱいを持っていく難しさ。
また、私の場合は授乳途中で赤ちゃんが口を離すと母乳がポタポタ零れてしまうことも…授乳服やケープ、赤ちゃんの洋服が母乳まみれの大惨事になりかねません(涙)
最近は赤ちゃんを連れていけるような商業施設だと、授乳室がある場合が多いです。
外よりも授乳室の方が落ち着けるので、結局授乳ケープや授乳服を使うことはありませんでした。
②授乳ブラ
長男妊娠中はユニクロのブラトップの存在を知らず、妊娠中から授乳ブラを着用していました。
たしかに締め付け感はほとんどないけれど、ホールド感もない。
ホールド感のあるものも販売しているけれども、お値段が高い。
そして毎回授乳で上からおっぱいを出すので、次第に布が伸びてヘタってきます。
さらに、冬場の授乳はお腹が出ていると寒いんですよね。
そう考えると授乳ブラよりもブラトップの方が暖かくてラクチン。
意外とヘタりにくいので経済的かなと思います。
③搾乳器(手動タイプ)
搾乳器は電動タイプと手動タイプがあり、私は手動タイプを購入しました。
電動タイプは価格が張りますが、装着さえしてしまえば労力なく搾乳してくれます。
たいして手動タイプは自分でレバーを動かして、搾乳する必要が…。
たくさん搾乳できればいいんですが、実際は思ったほど搾乳できないんですよね。
それでもレバーを引くだけなので初めは使っていたのですが、結局は自分の手で搾乳した方が早いので使わなくなってしまいました。
それなりに価格もするので、手動タイプならなくてもいいのかなと思います。
まとめ
母乳育児におすすめのグッズ3選と必要ないかなぁ…と感じたグッズを紹介してきました。
離乳食が始まるまでの大切な授乳期。
寝る時間も定まらない赤ちゃんへの授乳は大変ですが、忙しいと思っているうちにあっという間に過ぎていきます。
ご紹介したおすすめグッズが、少しでも楽しい母乳育児への助けにつながると嬉しいなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。